【戦略⑤】「世界の反応」がうけるワケ

日本の芸能ネタに飽きてきた頃には、「世界の反応」を題材にした記事を書いてみるのも、大きなアクセスアップを見込めるでしょう。
最近は、日本の大手メディアによるネットニュースでも、芸能人の言動などに対し、「ネットやSNSに◯◯といった声が寄せられています」と紹介されることが一般的となりました。
また、かつてのニコニコ動画が、その人気を劇的に向上させることができた要因の一つも、動画を見ながら、他のユーザーの反応をコメントを通して知ることができたからです
日本人は、様々なニュースに対し、“自分がどう思うか“ということ以上に、“他の人がこれをどう思っているか“を気にする性質があります。
たとえば、2022年3月27日に開催された米アカデミー賞授賞式で勃発した、俳優ウィル・スミスによるビンタ事件においても、日本人は、その出来事に対して、「世界はどのようにして捉えているのか」という点を注目します。
とりわけ、この騒動に関しては、アメリカ国内でのウィル・スミスに対する反応と、日本人の彼の振る舞いに対する反応が、大きく異なったことでも話題になりました。
つまり、トレンドブロガーはその点に着目して記事を執筆すれば、多くのアクセスを獲得できるというわけです。
私が現役ブロガーなら、
「ウィル・スミスのビンタ事件に対する世界の反応は?」
といったタイトルで速報を出すかもしれません。
競争が激しいのであれば、「世界の反応」という部分をより具体的に、「アメリカの反応」「欧州の反応」「韓国の反応」などと絞り、なるべくライバルを減らす工夫をするのもアリでしょう。
また、「日本の反応とアメリカの反応が真逆となった理由」について考察する記事も読まれる可能性が高いですね。
今回のウィル・スミスの件は、アカデミー賞の授賞式という、世界中で生中継されたワールドワイドなプログラム中に起こったハプニングなので、より大きなアクセスを集めたいのであれば、必ず狙うべきテーマといえます。
少し話がズレましたが、まだサイトパワーが弱い段階のブロガーであっても、こうした「世界の反応」を題材にした記事は読まれやすい傾向にあります。
そして、中でも、最もアツいテーマは「韓国の反応」や「韓国にまつわる出来事に対する世界の反応」です。
これは、トレンドブロガーであれば、必ず取り入れるべきネタといえます。
様々な歴史的背景があり、日本人は、とりわけ、韓国に関するニュースにはかなり過敏に反応します。
たとえば、サッカー韓国代表が試合中にラフプレイをはたらいてしまい、大きな批判を集めている場合、多くの日本人が気になるのは、その韓国のラフプレイに対する「世界の反応」「海外の反応」です。
直近数年間で例を出すのであれば、
  • 2017年のAFCチャンピオンズリーグにおける済州ユナイテッド選手による浦和選手へのエルボー騒動
  • 2018年の徴用工訴訟問題
  • 2018年のBTSによる原爆Tシャツ着用騒動
  • 2019年の韓国駆逐艦による火器管制用レーダー照射問題
などが挙げられ、国籍は異なりますが、
・2021年の中国テニス選手・彭帥(ホウスイ)失踪騒動
についても、「世界の反応」をリストアップすることで、大きなアクセスを得られるはずです。
韓国にまつわる出来事がダントツで大きな注目を集めることは間違いですが、次点で中国での騒動も、デカいネタとなります。
また、「世界の反応」を集める方法は、ツイッターやインスタグラムなどが手っ取り早いでしょう。
今や、世界中の大手メディアはそれぞれの公式SNSアカウントを保有している時代ですので、たとえば、イギリスの国営放送BBCのアカウントに飛び、韓国に関するニュースに集まったイギリス人のリプライを拾うという方法もあります。
英語や韓国語が分からなくても、ツイッターやGoogleの翻訳機能を使えば、その意味を把握することができます。
もちろん、こういったテーマを執筆する上で、韓国や中国に対する書き手の個人的な感情やヘイトを盛り込んでしまうと、ユーザーからはあまり評価されません。
あくまで、客観的な視点から、「海外の反応」を収集し、
「韓国のニュースに対して、世界はこのような反応を示しています」
というフラットな書き方が望ましいといえるでしょう。
上級者のブロガーさんの中には、「韓国のニュースに対する世界の反応」に分野を絞った専門ニュースサイトを運営する人もいるほど、このテーマは絶対に狙うべき題材といえます。
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