【戦略②】“削除済み“投稿には特大のニーズがある

SNS大流行のご時世となり、今や芸能人、モデル、俳優だけでなく、政治家や企業なども、それぞれの公式アカウントを保有し、インスタグラムやツイッターなどを展開しています。
フォロワーが10万人〜100万人レベルという強力な発信力を持つ彼らにとって、SNSの運営は大きなプロモーションの助けとなりますが、そうしたSNS社会は諸刃の剣となることもしばしば。
たとえば、うっかりと口を滑らせて、軽率な発信や発言、または、不適切な画像や動画を投稿してしまうケースもあり、その度に、ネットでは炎上のターゲットになるのです。
すると、大半の芸能人や企業は、問題視されたツイートや投稿を削除し、謝罪文を公開します。
大抵の場合、多くの大手ネットメディアがニュースにして配信するのは、謝罪文を公開したタイミングとなります。
  • 「俳優の◯◯がSNSでの不適切投稿を謝罪」
  • 「お笑いタレントの◯◯が生配信中の失言を謝罪」
といったニュースがネット上を騒がせることになるのですが、上記の俳優や芸人のファンでもない限り、大半の人は、これらのニュースを読み、次のような疑問を抱きます。
  • “あの俳優はどんな不適切な内容を投稿したのだろう?“
  • “芸人が謝罪した生配信中の失言って何だろう?“
といった疑問です。
例えば、その失言内容や、不適切な投稿が、モラルに反する内容であった場合、最近のネットニュースはそれをあまり具体的に説明することなく、ざっくりと「軽率な発言」や「不適切な投稿」としか表現しないケースが増えました。
これは、差別的な内容であった場合などに多く、それを繰り返して報じることで、差別の対象となった層が再び不快な想いをすることのないよう、メディア側が配慮している為です。
また、謝罪するタイミングには、すでにタレントも不適切だと指摘された投稿を削除していることがほとんどです。
よって、“タレントの不適切発言に対する謝罪“についてのネットニュースを読んだユーザーは、その後、Googleや Yahooの検索サイトに飛び、
  • 「(俳優の)◯◯   不適切発言 内容」
  • 「(芸人の)◯◯ 生配信 失言内容」
  • 「(タレントの)○○ 失言 具体的内容」
など、◯◯の人物名を含めた関連ワードで検索し、その内容を調べようとします。
この検索需要に対して、アンサーになるような記事をアップしておけば、アクセスの大爆発を起こすことができます。
ツイッターなどの検索機能を使えば、タレントがどんな内容の不適切発言を口にしたのかはすぐに調べられるでしょう。
世間には、ツイッターなどのSNSに疎い、もしくは全く利用せず、気になったことはネットで調べるという層が多く存在します。
そうした層に向けて、発信するということです。
もちろん、タレントが既にSNSから削除し、謝罪しているものをわざわざ掘り起こして、記事にして発信するという行為に、抵抗感のある人もいるでしょう。
しかし、過去には、そのような“削除済み“の投稿を、皆が自衛のために知る必要があるといったケースもありました。
ここでは具体的な言及は避けますが、ある日、国内で比較的、大きな地震が起きました。
すると、あるタレントさんは、自身のSNSアカウントに、真偽不明な内容の文面を投稿したのです。
それは、ざっくりと説明すると、「今回の地震により、電波障害が発生し、しばらくスマートフォンや携帯電話が使えなくなってしまう」という旨の内容でした。
もちろん、そのタレントさんはあくまで注意喚起として、フォロワーに向けてその情報を発信。悪意がなかったことは言うまでもないですが、結果的にその発信がデマであったことが判明し、後に投稿を削除、謝罪しました。
この騒動も、一部のネットニュースで取り上げられ、話題となりました。が、そのニュース記事には、デマの具体的な内容である電波障害については言及されず、読者には「デマ投稿って一体どんなものだったんだろうか?」という疑問が残りました。
こうした災害禍においては、被災者にとって、「デマ投稿」の内容がどんなものであったのか、という点は、自衛のためにも知っておきたいものであるはずです。
なぜなら、次に自分のSNSのタイムラインなどにそうした情報が流れてきた際、「これはデマだ」と判別でき、騙されることを防ぐことができるからです。
つまり、すでにタレントがSNSから削除した投稿であっても、様々な事情から、その内容を知っておきたいと感じているユーザーは多く、それらを記事にして発信することはそれほどモラルに反したものではないということです。
「これはデマの情報ですので、皆さんも騙されないように気を付けましょう」といった注意喚起のテイストにするのもアリでしょう。
いずれにせよ、そのタレントを陥れたり、炎上させたりする目的ではなく、あくまで、客観的に「そのタレントが削除した投稿はこちらになります」と、ニュートラルに情報を添えることだけに専念することです。
昨今、なかなか大手の法人メディアは、削除済みの投稿内容をこと細かく言及することは減少傾向にある為、一般のブロガーにとっては、着目すべき事象だといえるでしょう。
今回のポイントは、
大手ネットメディアがニュースとして報じづらい内容でありながら、世間からの関心は非常に強いものは、一般ブロガーの出番である、ということです。
これは、トレンドアフィリエイトで成果を出す上で、非常に重要なマインドといえます。
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