③新規記事の投稿手順と注意点

Googleアドセンスの審査に合格し、広告挿入プラグインの設定を終えれば、言うまでもなく、次は記事の執筆に移ります

ただし、これまでにWordPressを使ってブログを更新するという経験がない人にとって、それは決して低くないハードルのはず
そこで、この記事では、WordPressで実際に記事を書く際の手順や、最低限知っておくべきポイントなどを解説していきます
ただ、大前提として、0からWordPressのブログ更新をスタートする人にとって、最も重要なことは「とにかく手を動かしまくる」ことです
どんなに分かりやすい解説記事を読むよりも、実際にWordPressダッシュボードに何度もログインし、様々な項目を押してまわり、どんな仕様なのかを沢山チェックしていきましょう
それを前提としつつ、この記事で基本的な執筆の流れを説明していきます
目次

WordPressで記事を作成する前にやること

使いやすいエディターを選ぶ

まず最初に伝えておくべき点は、
現在のWordPressが採用している最新のエディターである「Gutenberg(グーテンベルク)」のブロックエディターは、慣れれば使いやすいですが、ビギナーにはなかなか困難な場合があるということです
2018年末より新たにWordPressのベースエディターとなったグーテンベルクですが、これはブロックエディターと呼ばれる書式で、ブログに慣れた中級者〜上級者には好評です
しかし、0からブログを立ち上げたばかりの初心者には、同年末以前に採用されていたエディターである「Classic Editor(クラシック・エディター)」の方がシンプルで使いやすいという声が少なくありません
ただ、クラシック・エディターの場合、WordPressによる2024年以降のサポートが保証されていない為、その点は懸念材料になります
しかし、普通に副業ブログの更新をしていて、クラシック・エディターでサポートが必要になる場面はあまり多くはないでしょ
また、グーテンベルクがリリースされ、メイン編集エディターとして実装されて以降も、クラシック・エディターのプラグインが大人気となっていることからも、なかなかWordPress側はサポートを終了しづらいという可能性が囁かれています
実際、当初はサポート期限を「2022年まで」としていたものの、現在では「2024年まで」に延長されている経緯があります
ですので、ネット上に多くアップされている
  • 「Gutenberg(グーテンベルク) 使い方」
  • 「Gutenberg(グーテンベルク) 操作方法」
などの検索ワードでヒットした解説記事を読み、実際に自分でグーテンベルクで記事を更新するイメージが湧くようであれば、そのままグーテンベルクを使用するのもアリでしょう
しかし、ここでは、ビギナーの為にも、敢えて、上級者からも根強い人気を誇るクラシック・エディターでの記事投稿方法を説明していきます

Classic Editor(クラシック・エディター)のインストール

先ほども紹介したように、18年末以降のWordPressのメインエディターはグーテンベルクです
よって、WordPressの初期設定はグーテンベルクのみ利用可能であり、一つ前のエディターであるクラシックを使用するには、専用のプラグインを有効化させる必要があります
何も難しい作業ではありません
WordPressダッシュボードの左サイドバーにある
「プラグイン」から「新規追加」へ進み、上部右エリアにあるプラグインの検索…」「Classic Editor」と入力、「今すぐインストール」を押します
インストールが終われば、あとは「有効化」をクリックするだけ
もしも、クラシックを使用しながら、グーテンベルクのブロックエディターにも挑戦してみたいという場合、
クラシックの「設定」からユーザーにエディターの切り替えを許可」という項目に進み、はい」を選びましょう
こうすることで、記事を新規で投稿するたびに、投稿ページの右サイドバー下部から「旧エディター(クラシック)」か「ブロックエディター(グーテンベルク)」のどちらを使用するかを選択できるようになりますよ

記事を新規投稿する手順

クラシック・エディターを使用する場合、あなたがブログの記事を新規投稿する手順は主に3つ
まずは、

手順①:タイトルの入力

投稿画面の最上部にあるのが「タイトルを追加」する項目です
ここで最も注意するべきは、
  • タイトルの文字数を30字以内にする
  • 誰が読んでもどんな記事内容かが伝わる題名にする
この2点です
もちろん、より高度なSEO対策を施すのであれば、重要なキーワードは左寄せにする、といった意識も重要ですが、ビギナーはまずは上の2点をしっかりと守りましょう
なぜ30文字以内に収めるのかというと、GoogleやYahooの検索結果ページで表示されるタイトル文字数が30字まで、だからです
タイトルは記事をクリックしてもらう為の生命線であり、同時に、ユーザーと記事の書き手が最初に接点を持つエリアになります
その大事な記事タイトルで、30字オーバーをしてしまうと、検索画面では、あなたが練りに練ったタイトルは途中でカットされた状態で表示されてしまいます
例を挙げて説明しますね
Googleで「自宅トレーニング 女性向け」と検索してみます
コロナ禍の自粛生活では、屋外に出ることなく、自宅で簡単に筋トレができるメソッドを紹介する記事は需要が高まりましたね
2023年時点では、この検索キーワードで上位表示されるのは、以下の2つでした
森永製菓さんの記事と、フィットネスジム・TIPNESSさんが公開している記事です
(画像では『自宅トレーニング 女性』と表示されていますが、どちらも検索結果は同じでした)
上の森永製菓さんの記事は、
「女性が自宅でできる筋トレ特集。筋トレメニューと食事メニューを合わせて紹介!」
というのが正式なタイトル全文ですが、文字数が37字にも達しており、検索結果一覧では、
「女性が自宅でできる筋トレ特集。筋トレメニューと食事メニューを…」
という、尻切れトンボの表示になってしまっており、非常にもったいない、残念なタイトルということになります
それでも「自宅トレーニング 女性向け」というビッグキーワードで上位表示できているのは、“森永製菓“という巨大ブランドの公式サイトである、という点をGoogleから大きく評価されているか
もしくは、タイトルのクオリティー以上に、本文の解説が分かりやすく、それが読者の滞在時間を高め、2位以下の記事を突き放しているのかもしれません
どちらにせよ、現在の37文字のタイトルを
「女性向けの筋トレメニューと食事メニューを併せて紹介!」
というシンプルなタイトルに直せば、26字に収まるので、検索結果でお尻部分が削られることもありません
一方、その下に表示されているTIPNESSさんの記事は29文字に収まっており、自宅で筋トレをする方法を探している女性ユーザーが、思わずクリックしたくなるような綺麗なタイトルになっていますね
Googleの検索画面によっては、32文字まで表示されているケースなどもあったりしますが、基本的には30文字が基準です
今回の森永製菓さんのような表示にならぬよう、皆さんはこの数字を守るようにしましょう

手順②:本文の入力

少し長くなってしまいましたが、無事にタイトルを30文字にまとめたら、次は本文の入力です
本文は以下の画像の赤枠内に入力していきます
ここでの注意点は、もちろん、“分かりやすい本文を書く“というのは基本中の基本ですが、SEO対策の観点からも、なるべくH2やH3などの見出しを付けるようにしましょう
ビギナーであれば、まずは“分かりやすい本文“というのを最優先にするべきですが、慣れてきたら、見出しを意識する必要があります
見出しというのは、「Heading」の事で、その略称として「H1」や「H2」「H3」、または「見出し1」「見出し2」「見出し3」などと呼ばれます
たとえば、このサイトのステップ②にある
「Googleアドセンスに合格する方法」の記事を例にすると、
「見出し1(H1)」は下の画像の記事タイトル部分
「見出し2(H2)」と「見出し3(H3)」はそれぞれ以下に該当します
また、実際にビジュアル画面で見出しを作成する方法は、見出しにしたい箇所をカーソルで選択し、左上にある「段落」の項目から各見出しを選ぶだけです
見出しをどのようなタイミング、ワードで作るかは、ある程度の慣れが必要になりますが、ブログに限らず、どんな事でも“慣れ“は必要です
法人のメディアや、ライバルサイトを沢山チェックし、彼らがどんな場面で、どのような表現で見出しを入れているかを勉強しましょう
もちろん、私のこのサイトの記事でも、見出しの使い方を意識して見るようにしてくださいね

手順③:カテゴリーやタグの入力

タイトルと本文があれば、記事の80%は完成しています
最後の仕上げに、その記事のジャンルやタイプを、カテゴリーとタグで仕分けすることにより、GoogleからのSEO評価が高まり、ユーザーの利便性もアップします
カテゴリーとタグの概念を大まかに説明するなら、
  • カテゴリー = 記事の分野・ジャンル
  • タグ = 記事に登場するキーワード(4〜5個以下)
という分け方になります
タグはあまり大量に作成しすぎると逆にサイトの利便性を損なうので、一つの記事からおよそ5個以内にするのが適切でしょう
先ほどのTIPNESSさんの記事「おうちでも簡単に出来る!女性におすすめのトレーニング10選」で、カテゴリーとタグを作る場合、
私ならカテゴリーは「ダイエット」や「ボディメイク」「フィットネス」などから一つを選び、
タグは「自宅トレーニング」「痩せる方法」「筋トレグッズ」「部分痩せ」など、より具体的なワードにしますね
映画専門サイトを例にすると、もっと伝わりやすいかもしれません
そのサイト内で、映画「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」の感想記事を執筆したのであれば、
カテゴリーは「アクション」で、
タグは「ワイルドスピード」「ヴィン・ディーゼル」「作品レビュー」「洋画」「2021年公開作品」「ジャスティン・リン(監督)」などにするイメージです
このカテゴリーとタグの入力や表現、言葉選びについては、個人ブロガーではなく、なるべく法人のメディアを参考にするのがオススメです
週刊誌やスポーツ紙が運営している公式サイトや、芸能メディアですね
例えば……「アサ芸プラス」さんの場合
次に「スポーツ報知」さんのカテゴリーとタグ一覧も参照ください
ちなみに、私のサイトは、特殊なメニュー構成をタグと紐付けて実現させる必要があった為、カテゴリーとタグの関係性については、あまり参考にしない方がいいです
なので、なるべく大手法人の公式ニュースサイトのカテゴリーとタグを手本にするようにしましょう
以上が、記事を執筆する上での最低限の流れや手順、そして、注意するべきポイントになります
これらを踏まえつつも、まずビギナーに必要なのは実際に手を動かす事」であるという点を意識しましょう
それには、ダッシュボードの各項目をいじり倒し、
「ここをこのように入力すると、完成記事ではこういう風に表示されるのか」
などの試行錯誤を何度も進めていくことです
繰り返しになりますが、初めは皆、未経験でゼロからのスタートです
現時点で“慣れていない“や“不安“という状態は当然のことであり、全員がそのスタートから始まっています
諦めずに、どんどんダッシュボードをマスターしていきましょう
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